(bad debt) 金融機関の貸出等の債権のうち、企業倒産等により返済されなかったり、返済が遅れたりするなどの問題のある債権。とくに近年においては、バブル経済の崩壊に伴って倒産する企業が増え、不良債権が急増し円滑な金融機能を大きく阻害する要因となった。1993年の金融制度調査会答申、「金融機関の資産の健全性に関する情報開示について」によって不良債権については、経営破綻先債権、未収利息不計上債権を対象に公開が義務付けられた。2002年には、政府は金融再生プログラムを発表し、不良債権処理の促進と、自己資本の充実やガバナンスの強化を金融機関に求めた。不良債権の処理には、債権放棄、債権売却、法的整理(破産、民事再生法、会社更正法等の適用)などがある。