1999年11月、東京証券取引所が開設したベンチャー企業向けの新しい株式市場。従来の東証1部、2部に比べて上場基準が大幅に緩和されている。例えば債務超過や赤字企業でも「高い成長の可能性を秘めた企業」ならば上場が認められることや、上場までの審査期間も約1カ月(従来の店頭市場は約2カ月)に短縮されたことなどがあげられる。このような上場基準の大幅緩和の背景には、ナスダック・ジャパンの開設や、規制緩和による市場間競争の激化の中で有望なベンチャー企業を確保することなどがあげられている。なお上場基準の緩和は、反面、投資サイドのリスクがこれまで以上に大きくなるので、企業に対して3カ月ごとにディスクロージャー(情報開示)を義務づけている。