金融債とは、特別の法律によって認められた金融機関が発行する債券のことです。金融債は、利付債と割引債の2種類が発行されています(利付債は利金債、割引債は割債と略称します)。割引金融債も利付金融債も発行機関が自ら売出しをしますが、その売出しの取り扱いには多くの証券会社が参加しています。銀行に集められた資金は、企業を中心に貸し出され経済活動の原動力になるわけですが、貸し出す目的は本来銀行の性格によって異なっていました。つまり、都市銀行をはじめとする普通銀行は企業の流動資金を中心に、長期信用銀行や信託銀行は設備投資資金を主とした長期資金を貸し出すのが目的でした。1960年代の日本では、設備投資中心に多額の長期資金が必要とされ、長期信用銀行などは金融債の発行により貸出資金を調達していたわけです。